2012/06/24

Git+Gitoliteを使い始める

実は今までまともにGitを使ったことが無い(git cloneくらいしかないw)ので
この機会に実際にGitを使い初めて学んでみることにしました。
慣れてきたらSVNから徐々に移行していきたいつもりです。

尚、この記事は私のメモが目的であり、
申し訳ありませんがあまり役に立たないかもしれません。ご了承ください(汗;)
参考になる情報をお探しの方は、この記事の最後にある参考ページを。

さて、まずは...手始めにサーバ上でGitをインストールします。
server: $ sudo yum install git
さらに、リポジトリとユーザ管理を容易にしてくれる gitoliteをインストール。
server: $ sudo yum install gitolite
このとき、インストールと同時に、gitoliteというユーザがサーバ上に追加されます。

さて..gitoliteはユーザを認証鍵で識別するため、そのための鍵を作る必要があります。
(参照:この仕組みについては、gitoliteはどうやってユーザを判別しているか - SELECT * FROM life;が参考になりました。)
ですので、クライアントとなるPCで・・・
まず、gitolite用にいつもとは別の鍵を作成します。
client: $ ssh-keygen -t rsa 
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/hoge/.ssh/id_rsa): ~/.ssh/gitoliteEnter passphrase (empty for no passphrase): #空でEnter
Enter same passphrase again: #空でEnter
Your identification has been saved in /home/hoge/.ssh/gitolite.
Your public key has been saved in /home/hoge/.ssh/gitolite.pub.
The key fingerprint is:
〜〜〜〜
The key's randomart image is:
〜〜〜〜
これで、"gitolite"と"gitolite.pub"というファイルが、~/.ssh/下に生成されます。

さらにこの鍵を使うために、~/.ssh/configへ記述をしておきます。
client: $ vi ~/.ssh/config 
HOST git.example        USER            gitolite
        HOSTNAME        example.com        PORT            22        IDENTITYFILE    ~/.ssh/gitolite
こんな感じで。git.exampleは識別名なので何でも構いません。(あとで利用)
HOSTNAMEとPORTは、それぞれサーバのアドレスとSSHポート番号を指定します。

あとは、gitolite.pubをサーバの/tmp/あたりに転送します。(SCPか何かで適当に。)
client: $ scp ~/.ssh/gitolite.pub hoge@example.com:/tmp/gitolite.pub
今度はサーバ側で、アップロードしたファイルのパーミッションを変更。
server: # chmod a+r /tmp/gitolite.pub
さらに、gitoliteとしてログインしなおし...gitoliteの設定を行ないます。
server: $ su - gitolite 
server: $ gl-setup /tmp/gitolite.pub
The default settings in the rc file (/var/lib/gitolite/.gitolite.rc) are fine for most
people but if you wish to make any changes, you can do so now.
hit enter... #Enterキーで続行。#続けて.gitolite.rcがエディタで開きますが、気にせずそのまま閉じます。creating gitolite-admin...
Initialized empty Git repository in /var/lib/gitolite/repositories/gitolite-admin.git/
creating testing...
Initialized empty Git repository in /var/lib/gitolite/repositories/testing.git/
[master (root-commit) 〜] gl-setup /tmp/gitolite.pub 2 files changed, 8 insertions(+), 0 deletions(-)
 create mode 100644 conf/gitolite.conf
 create mode 100644 keydir/gitolite.pub 
server : $ exit
このとき、サーバ上に、"testing"というサンプルのリポジトリと、
"gitolite-admin"というリポジトリが自動生成されます。

このgitolite-admin リポジトリは、Gitolite管理用リポジトリとなります。
なぜかというと・・・・ここに対して設定ファイルをコミットしていくことで
Gitoliteの設定変更(Gitリポジトリの生成といった管理操作も!)ができるという仕組みなのです。面白いですね!!

さて今度はクライアント側から、この"gitolite-admin"リポジトリをgit cloneしてみます。
適当なディレクトリへcloneします。これでcloneされたローカルリポジトリが生成されるわけですね。
(アドレスは実際のサーバアドレスは指定しません。
git.exampleとしているように、先程設定した識別名を指定します。)
client: $ cd ~
client: $ git clone ssh://git.example/gitolite-admin
git cloneが成功しました。
試しに新しいリポジトリでも作ってみます...(ここではrepo1というリポジトリを作ってみる。)
cloneされたディレクトリ下にある conf/gitlite.conf をエディタで開き、記述を追加します。
client: $ cd gitolite-admin/
client: $ vi conf/gitolite.conf  
repo    gitolite-admin
        RW+     =   gitolite
repo    testing
        RW+     =   @all
#以下...追加
repo    repo1
        RW+     =   @all
そして...ローカルリポジトリへのコミット
client: $ git add .
client: $ git commit 
エディタが起動して、コミットログを編集する画面になるので、以下のように先頭の#を削除して終了。
# Please enter the commit message for your changes. Lines starting
# with '#' will be ignored, and an empty message aborts the commit.
 On branch master
 Changes to be committed:
   (use "git reset HEAD <file>..." to unstage)
        modified:   conf/gitolite.conf 
ローカルリポジトリへのコミットが実行されます。 
[master 21e408a]  On branch master  Changes to be committed:    (use "git reset HEAD <file>..." to unstage)
 1 files changed, 2 insertions(+), 0 deletions(-)
最後にローカルリポジトリをサーバへプッシュします。
client: $ git push
サーバ側で作業することなくこれだけでリポジトリが追加されます。
なんだこれは便利www

あとは他のユーザをgitoliteに追加するとか、
RedmineにGitリポジトリを設定するとかあるのですが、それはまた (^^)/♪



参考にさせていただいたサイト(感謝♪!):

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